惣流アスカラングレーの存在意義と、無意識の承認欲求


エヴァンゲリヲン新劇場版:破より


今回は アスカ

使徒襲来
タスク02発動
アスカが赤いエヴァにのってやって来る。
使徒を殲滅したアスカがくる。

 

 

アスカが自分をアピールするのは、存在意義を得るためにほかならない

 

トウジ   
「赤いんか! 2号機って」

アスカ   
「違うのは カラーリングだけじゃないわ」

シンジ達  
「おぉっ」

アスカ   
「所詮0号機と初号機は、開発途中のプロトタイプとテストタイプ、けどこの2号機は違う。これこそ実践用に造られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ。正式タイプのね」

ミサト   
「紹介するわ。ユーロ空軍のエース 式波アスカラングレー大尉、第2の少女 エヴァ2号機担当パイロットよ」

アスカ   
「久しぶりね、ミサト」
ここで、 去って行く綾波レイを見て

アスカ   
「あぁ、あれがえこひいきで選ばれた0号機パイロット。で、どれが七光りで選ばれた初号機パイロット?」

シンジ   
「あっ、あのぅ・・・」

アスカ   
「ふ~ん、あんたバ~カ~、肝心な時にいないなんて なんて無自覚」
ここでシンジの足を払いのける。シンジは当然ころぶ。

シンジ   
「あぁーーーっ」

アスカ   
「おまけに 無警戒」

シンジ   
「くっ、・・・えっ」

アスカ   
「エヴァで戦えなかったことを恥とも思わないなんて、所詮七光りね」

シンジ   
「あっ、あぁぁぁー」 帰り道 みんなで愚痴るよ。

トウジ   
「ったく、何様やあの女、何ぬかしとんねん!」

ケンスケ  
「それにしても、おない年にしてすでに大尉とは凄い、凄すぎる、飛び級で大学ってことでしょう」
まあ、ケンスケは軍事オタクだからこうなる。

 

アスカはミサトの部屋で、シンジとともに3人で暮らすことになるんだけど、夜ベッドの上でつぶやく。
もちのろん、アスカの大好きなお人形を持って。

 

「あいつらとは違う、私は特別、だからこれからも1人でやるしかないのよ、アスカ」

 

アスカは育った環境がちと複雑だから、みんなと仲良くするより、1人で頑張ろうとする。

 

アスカはみんなと仲良くするのが、無意識で怖いと思っているんだろう。

 

裏切られて、捨てられるんじゃないか、という恐怖心が心の奥にある。

 

これは幼児体験のトラウマによるものだけど、一生懸命に1人で頑張るべきだと思ってしまっている。


一生懸命勉強して、飛び級で大学も出てて、自分の実力と能力で、他の人から認めてもらおうとする。

 

認めてもらいたいから、エヴァにのってる。シンジになぜエヴァにのってるか聞かれた時に
「自分のためよ」と答えている。

 

自分のためとは思っているが、承認欲求自体は無意識でアスカの意識には上がっていない。

 

他人と関わることを避けてきているから、みんなの思いや気持ちを理解することは難しい。だから、シンジの心情や思いはよくわからない。


ふ~ん、あんたバ~カ~肝心な時にいないなんて、なんて無自覚


エヴァで戦えなかったことを、恥とも思わないなんてと  

 

こんな言葉が出てくるね。
エヴァで戦えないということは、アスカにとっては【恥】になる。

 

「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)

 

自分自身に価値が見いだせないと、存在意義も揺らぐし承認欲求も満たされない

 

これ結果出さないとダメ、って自分に言ってるようなもんだから、結構キツイ。

 

だって、結果を出し続けなきゃいけないから。

 

結果を出して出来る、ってこと証明しないと、他の人に受け入れてもらえないと思ってるから。

 

結果を出せなかったら、自分は価値の無いものになってしまう。


価値が無ければ、みんなに認めてもらえない。

 

自分で自分を認められれば一番いいんだけど、これがなかなか出来ない。

 

だから、他の人に認められたいと思う。

 

それは、仕事で成果を上げることかもしれないし、子供を立派に育てることかもしれない。

 

仕事で成果を上げるのは解りやすいけど、立派な子供を育てるってのは分かりにくいかもしれない。

 

なぜかといえば、立派というのは人によって捉え方が違うから。

 

一般的には、社会的地位があるってことになるんだと思うけど、社会的地位よりも、自分に正直に生きている人の方が、魅力的だと思う人もいるだろ。

 

アスカは、自分で自分を認められないから、目で見える結果を出して、他の人に認めてもらおうとする。

 

これがいいとか悪いとかではなく、アスカはただそうしてるだけ。

 

だから、ツライし大変になる。

 

「あいつらとは違う、私は特別、だからこれからも1人でやるしかないのよ、アスカ」

 

1人で頑張るために、自分で自分に言い聞かせる。存在意義をそこに求める。

 

本当は心の奥に恐れがある。

 

自分の心の奥に恐れがあることじたい、気付いていないかもしれない。自分のことは、分かっているようで分かっていなかったり、なかなか気付けないことが多い。

 

それは、他人を通してしか分からないことだから。

 

承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?

 

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